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SKATE & HIPHOPに魅了される理由-AKEEM THE DREAM〈後編〉
UPDATE: 2017.04.03

SKATE & HIPHOPに魅了される理由-AKEEM THE DREAM〈後編〉

20年以上、SKATE & HIPHOPに魅了され続けるアキーム・ザ・ドリーム氏インタビュー。後編も氏ならではの視点で捉えた両カルチャーのリンクとその歴史、そしてそれぞれの魅力について語ってもらった。

 

 photograph_Ryo Kuzuma[horizont]

前編はこちら”SKATE & HIPHOPに魅了される理由-AKEEM THE DREAM〈前編〉

 

どちらもマインドを 解放させる街の遊び

 

 

―80年代と90年代が大きな転機なんですね。

A:90年代に入ってからはバーチカル・スケートが瞬く間に死に絶えたので、それと一緒にハードコアな音楽とスケートの関係性も薄れていきましたよね。

 

 

̶スケートは西海岸が発祥だと思うんですけど、スケートとHIPHOPが大きく交わったのは東海岸=NYなんじゃないかなって思うんですが。

A:そうですね。最初にBEASTIE BOYS の『Check Your Head』的なミクスチャー系のHIPHOPがキッカケとしてあってそこから徐々に東海岸、特にNYのキッズがスケートをやり始めた事によって、スケートシーン全体にHIPHOPの影響が濃くなっていってZOO YORKのMIXTAPEなんかへと繋がっているかもしれないですよね。

 

 

―なるほど!

A:当時はジョバンテとかペペ・マルチネスとかハロルド・ハンターとかイケてるスケーターが沢山いましたよ。

 

 

―やっぱりジョバンテとハロルドは大きいですか?

A:うん、あとクイム・カルドナも。若手のNYの子たちがシーンで活躍するようになって、それがどんどん発信されて加速してった気がしますね。あくまで僕の意見ですけど。

 

 

―この2つのカルチャーの相性の良さってなんだと思いますか?

A:どちらも街中でやれるってことじゃないですか? 街に住んでる子たちの暇つぶし(笑)。どちらも都会のアクティビティーだからマッチしたんだと思います。あと、どちらも基本的に変人の吹き溜まりですね。

 

 

―スケートとHIPHOPが好きだったからこそ、今に繋がってることってありますか?

A:スケートボードはD.I.Yだから自分で工夫するようになった所ですかね。自分でスケートする環境を作ってみたり、ファッションや道具を調整したり。HIPHOPはサンプリングですかね? あとはアティテュード。

 

 

―なるほど。

A:どちらのカルチャーもそのフィーリングをキャッチしてそれを自分なりに表現しながら楽しめる。それがみんなハマる理由ですよね。

 

 

―やっぱりどっちもいい意味で遊びって感じですか?

A:そうですね。どちらもマインドを解放させる遊びですね。もの凄い満足感があります(笑)。

 

 

―デザイナーを務められているReserved Noteって別にスケートとかHIPHOPとかそういったカテゴリーに入らないブランドですよね。

A:いや、スケートやHIPHOPからもらったフィーリングを自分なりに制作に繋げてますよ。スケートのフィルターを通ってきてるアーティストって面白い人が多いですよね。当然マーク・ゴンザレスとかそうですけど、ネックフェイス(注釈4)とかマイク・ミルズ(注釈5)、スパイク・ジョーンズとかも。

 

 

―スケートとHIPHOP、どちらもアキームさんのそばに20年以上ありますがコレからも乗ったり聴き続けたりしますか?

A:乗りますよ!(笑 )。単純にフルスピードで坂を下った時の快感とか何ものにも代えられないですよ。HIPHOPはどうかな(笑)。嘘、好きですよ! そりゃいつまでも。

 

※注釈4
スケートボードをバックボーンにメタルやサタニックなモチーフを中心としたアートを生み出すアーティスト。火炎放射でも有名。
※注釈5
スケートボードのグラフィックを手がけたりソニックユースのADを担当しながら映画の制作もするクリエイター。

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