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結成15年を迎えるCRYSTAL LAKE<br />RYOが1stシングルの想いを語る
UPDATE: 2017.10.03

結成15年を迎えるCRYSTAL LAKE
RYOが1stシングルの想いを語る

東京から世界へ、その音を響かせるメタルコアバンド、クリスタルレイクが1stシングル『Apollo』を10月11日にリリース。結成15周年を迎えるにも関わらず、今作が初のシングルだという。そこに込められた想いや世界観はどんなものなのだろうか?ボーカルのRYOに話を聞いた。

 

“世界を征服していくという気概で
自分たちのヘヴィミュージックを鳴らす”

ー15周年というアニバーサリーに際して、シングル『Apollo』がリリースされましたが、まずタイトルの意味から教えてください。

RYO:タイトルの『Apollo』には2つの意味を込めているんです。1つ目はギリシャ神話に登場する神、アポロ。もう1つはNASAによる人類初の友人宇宙飛行計画、アポロ計画ですね。

ーあの月に行ったアポロ計画ですよね。まずは、その真意からお伺いしてもいいですか?

RYO:はい、1969年に月面着陸成功を果たしたアレですね。宇宙飛行士のニール・アームストロングが月面に降り立ったときに「これは1人の人間にとっては小さな1歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」と言った、という逸話がありますよね。あの言葉も好きだし、SFの世界観が昔から好きで、いつか宇宙について書きたいという思いが個人的にあったんです。それと、月に着陸するという行為と自分たちの活動をオーバーラップさせている部分もありますね。クリスタルレイクは今年で結成15周年を迎えたんですが、この15年間を旅と捉えていて、それがこれからも続いて行くと考えています。オレらは果てのない場所に向かって進んでいるんですが、ブレずに自分たちのスタイルを貫き続いていけば、まだ誰も成し遂げたことのないことを実現できると思っているし、誰も辿り着いたことがない場所に行き着くことができると考えているんです。

ークリスタルレイクが向かっていく場所には、明確なヴィジョンがある?

RYO:オレらが体現しているようなヘヴィミュージックの裾野を広げていくということですね。それは国内にしてもそうだし、世界規模で見てもそう。ポップミュージックと同じように…というわけにはいかないかもしれませんが、このジャンルの音楽がもっと多くの人に受け入れられてほしいと考えているんです。それはバンドにとっての1つの使命だと思っています。ここ数年のバンドの動きを見ると、徐々にライブをやるキャパシティが大きくなってきているし、確実に影響を与えてきていると感じていますね。このアクションをより大きく世界に響かせたいという意志があります。

ーでは、もう1つのアポロ、ギリシャの神の名前を選んだ意味は?

RYO:ギリシャ神話における神というは複数の役割を担っているんですが、中でもアポロは音楽や詩歌など芸術の神として描かれているんです。これも個人的な趣味趣向の話になるんですが、オレは古代史が好きで北欧の神話を調べたりしていたんです。それが反映されていますね。それに、自分のルーツの1つでもあるニュースクール・ハードコアと神話の世界観は親和性があって、アートワークにも使われてきた歴史があるので。

ーなるほど。楽曲としては非常に展開が多いですよね。ビートダウンあり、メロディあり、壮大なスケールを感じさせる点は、クリスタルレイクならでは。これは宇宙的な世界観を表現したものですか?

RYO:いえ、もっと肉薄した世界観というか。さっき話したギリシャの神に近しいイメージです。というのも、こういう神話に出てくる神々って利己的で欲望のままに振る舞うように描かれているじゃないですか。神様なのに、どこか人間っぽいですよね。宇宙の無機質な感じではなく、生物のエナジーが溢れているオーガニックな楽曲ですね。シングルに込めた思いとしては“アポロ計画”で、リリックにもそういう内容を込めているんですが、楽曲としてはパッショナブルで神話の神々を連想させるパッションを含んでいるのではないでしょうか。

ー対してカップリングの曲『Machina』は、『Apollo』とは異なり凶悪なデスメタルを彷彿させます。こういう攻めた楽曲をシングルに入れることに意外性を感じました。

RYO:誰もが聴き馴染みの良い楽曲を入れるのも考えたんですけどね。初めてのシングルだからこそ、よりクリスタルレイクのバックグラウンドを提示できるものを入れたくて。自分の場合、2000年初期のヨーロッパのデスメタル、例えばソイルワークやフィア・ファクトリーなどがそれに当たりますが、デスメタルやグラインドコアを自分たちらしく昇華してブルータリティをどう表現するか、と追究していった結果、完成した曲です。まぁ、この曲は最初、メンバーとスタジオで遊び感覚でジャムったりしていたのが始まりなんですけどね(笑)。それを本気になって作り込んでいったケースです。

ー歌詞の内容は『Apollo』とは異なる?

RYO:これは逆に無機質な世界観なんですよ、SF的な効果音も楽曲に取り入れていますし。リリックではAIを意識した内容を書いています。人工知能の問題は世界的にも取り沙汰されていて、いつか人類は支配されてしまうかも、なんて話題もニュースで聞く時代ですよね。シンギュラリティが起こるだとか。リスナーに向けての問題提起も含めたつもりです。

ー3曲目『Dreamescape』はリミックスですね。

RYO:これはシドニーを拠点として活躍しているプロデューサー/トラックメイカー、フェーズワンによるものです。彼にアルバム『True North』を渡して好きな曲をリミックスしてくれって頼んだら『Omega』がセレクトされてこうなりました。彼もメタルバンドをやっていた経験があるらしく、クリスタルレイクのことを気に入ってやってくれて、1発でOKでしたね。こういう風に自分たちの楽曲がダブステップっぽくリミックスされるのは、面白いですよね。自分にはできない表現を形にする楽しさを感じました。

ー今後、シングルを携えてバンドとしてはどう行動していきたいと考えていますか?

RYO:まずは10月21日に初の自主企画フェス「TRUE NORTH FESTIVAL」を新木場スタジオコーストで開催しますから、そこに向けて今は集中力を高めています。出演するバンドもコールドレインやシャドウズなど国内ラウドシーンを代表するバンドから、サンドといったリアルハードコアまで。アメリカやアジアのバンドも出演するガチのラウドウェスになると思うので、今から楽しみですよ。それが終わったら10月下旬はヨーロッパツアーへ。オレらだけのヘヴィミュージックを確立させて、シーンを大きくできるような活動していきたいと思っています。『Apollo』のリリックにも“この銀河を自分たちは超越していく”といった内容の下りがあるんですが、そんな風に世界征服していってやろう。そんな気持ちで挑みたいと思っています。

Apollo

▼ INFORMATION

■CD収録曲:

『Apollo』
1. Apollo
2. Machina
3. Dreamscape (Omega PhaseOne Remix)
・DVD収録曲
1. Alpha
2. Omega
3. Matrix
4. Metro
5. Six Feet Under
6. Waves
7. Prometheus
8. The Fire Inside space

■発売日:10月11日
■価格:¥2268
■ホームページ:crystallake.jp/

TAG:
MUSIC

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