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いまに繋がるスタイルを生んだ絶対的存在のレジェンドたち
UPDATE: 2017.04.19

いまに繋がるスタイルを生んだ絶対的存在のレジェンドたち

“90年代が新しい”をテーマにお届けしているOllie05月号。90年代といえば、HIPHOPのゴールデンエイジと呼ばれた頃。音楽史に名を刻むラッパーたちが多数登場した。若くしてこの世を去ってしまったり、現在も衰えることなく最前線でクリエイトをしたり。そんな時代を彩ったラッパーたちの名曲は、今も色褪せることなくオレたちの心を刺激する。この先もずっと愛されるであろう、西海岸と東海岸のレジェンドたちに改めてフォーカス。

 

illustration_Takuya Kamioka

 

 

 

 

KRS-ONE

krsone

HIPHOP黄金期を支えた
社会派ラッパーの先駆者

 

80’s後半から90’s初頭に活躍したブロンクスのクルー、ブギーダウン・プロダクションズのメンバーであるKRSワン。クルーのDJ、スコット・ラ・ロックの死を機に、政治色や社会的な内容のリリックを綴るようになり、独自のスタイルを確立する。その歌詞はミニマムなビートに際立ち、骨太な声が男らしくカッコいい。

 

「MC’s Act Like They Don’t Know」

 

 

JAY Z

jay_z

HIPHOPをベースにして
ストリートドリームを掴む

 

貧困な幼少期を過ごし、10代でドラックのディーラーとして裏社会で生きつつラッパーとしてのキャリアをスタート。そして1996年にロッカフェラ・レコードを立ち上げ成功を収める。音楽性はもちろん、ファッションや経営など稀に見るマルチな才能は、まさにキング・オブ・ニューヨークと呼ぶにはふさわしい存在。

 

「Hard Knock Life」

 

 

WU-TANG CLAN

wutang
音楽性とファッション性で
今も絶大なる支持を獲得する

 

1993年のデビューから現在に至るまで、音楽とファッションの両面で高い人気を誇り、特にファッション面においては90’sNYのアイコンとして認知されているのはご存知の通り。グループとしてはもとより個性溢れるメンバーのソロ活動も際立ち、リスナーたちはメンバーの誰が好きかという話題で盛り上がることも。

 

「Wu-Tang Clan Ain’t Nuthing ta Fxxk Wit」

 

 

NAS

nas

最強の布陣でデビューを飾る
NYが誇る無類のリリシスト

 

1994年にリリースしたデビューアルバム『illmatic』はシーンに衝撃を与えた。その当時、わずか20歳だったナズにトラックを提供したのは、DJプレミアやQ-ティップ、ピート・ロックなどそうそうたるメンツ。その豪華な顔ぶれのプロデューサー陣に負けないナズのスキルフルなラップは今聴いても鮮度は抜群だ。

 

「The World Is Yours」

 

 

THE NOTORIOUS B.I.G.

biggie
東西抗争にて命を落とした
イーストサイドの若き才能

 

デビューアルバム『Ready To Die』は、ウエアのデザインでよくサンプリングされるほど人気が高く、名作といわれるのが納得の出来栄えだ。しかし1997年に東海岸と西海岸の抗争で暗殺されたので、生前リリースしたアルバムはその1枚のみ。クージーの着用などファッションシーンにも影響を与え、現代も人気は健在。

 

「Big Poppa」

 

 

SNOOP DOGG

snoop
Gファンク人気を加速させた
新しいギャングスタラップ

 

デビュー前にドクター・ドレーの名盤『The Chronic』に参加し注目を集め、1993年に満を持してアルバム『Doggystyle』を発表。それはU.S.全土で爆発的なヒットを記録した。他とは一線を画す柔らかみのあるラップがクセになる。そしてウエストコーストを代表するアーティストへと成長し、現在もシーンで活躍する。

 

「Gin & Juice」

 

 

DR.DRE

dre
ラップとプロデュースによる
ウエストコーストの立役者

 

N.W.Aをプロデューサーとして支えた中核。クルーの離脱後1992年に発表したソロデビューアルバム『The Chronic』はGファンクを確かなものにし、HIPHOPシーンを自身のモノにした。そのアルバムは現在も不朽の名作として愛されている。そしてスヌープ・ドッグや2パックとの共演によって、西海岸の勢いが増した。

 

「Nothin’ But a G Thang」

 

 

2PAC

2pac
ウエストサイドを象徴する
誰もが認めるアーティスト

 

額で縛ったバンダナがトレードマークの西海岸を代表するラッパー。音楽以外にも俳優として活躍し、圧倒的カリスマ性を発揮したが、1996年にビギーとの対立による東海岸との抗争で凶弾に倒れてしまう。没後20年以上経つが、現代のクラブシーンでも彼の曲がフロアを沸かせていることから今も愛されることが分かる。

 

「California Love」

 

 

ICE CUBE

icecube

ギャングスタラップを確立し
音楽以外でも活躍する表現者

 

80年代の伝説的クルーN.W.Aに所属し、わずか19歳ながらにファーストアルバム『STRAIGHT OUTTA COMPTON』に収録された大部分の曲を手掛けて、ズバ抜けた才能を披露。脱退後、ソロで活動とともに俳優として『Boyz N The Hood』でシネマデビュー。音楽と演技をこなす器用さは、さすがのひと言に尽きる。

 

「Check Yo Self」

 

 

EASY-E

eazy_e
独特な声とフロウが魅力の
ラップスキルは唯一無二

 

N.W.A.の中心人物で“ギャングスタラップのゴッドファーザー”と呼ばれる。N.W.A.の解散後、元メンバーであるドクター・ドレーとのビーフも話題に。ファッションにおいてもBBキャップのバイザーを曲げて、他のラッパーと違いを示していたのがクール。そして95年エイズの合併症によって惜しまれながらもこの世を去る。

 

「Real muthafxxkin G’s」

 

いかがだっただろうか。当時を知らないユースもすべて耳にしたことがあるであろう名曲ばかり。こんな名曲を生み出した90年代は間違いなく、今のストリートの礎なのだ。

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MUSIC

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