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すべては路上から生まれる text by ISSUGI(SICKTEAM / MONJU / DNC)
UPDATE: 2017.04.07

すべては路上から生まれる text by ISSUGI(SICKTEAM / MONJU / DNC)

 

若いころに受けたスケートボードとHIPHOPからの影響は自分のアイデンティティとなり、路上で得た知識と経験はいくつになっても体から抜けることはないはず。SKATE&HIPHOPをテーマにお届けしている発売中のOllie4月号より、常に現場の第一線で活躍し、そして誰よりも現場からのプロップスがあるラッパーでありビートメイカー、そしてスケーターであるISSUGIの文章を紹介。歌詞カードをつけることのないISSUGI本人による貴重な文章から、スケートボードとHIPHOPの面白さやカッコよさを感じてもらえたら嬉しい。

 

text ISSUGI(SICKTEAM / MONJU / DNC)

 

 

 

中1になった時、バスケ部に入った。だけど夏には辞めた。あの時は練習がダルいとかチームプレーはムズいとかが自分なりの理由だったけど、もしかしたら、というか絶対、同じ時期にSKATEに出会っていたからだと今は思う。

 

やる前から、これだと思った。けどオレだけまだ持ってなくて、すでにやり始めてた違うクラスの友達と日曜に荻窪で待ち合わせして原宿の明治通りにあったSTORMYでデッキを買った。

 

学ランですら腰履きをこえてケツ履きレベルの5、6人でいつも遊んでて、それにディッキーズやサルバービアだった。清瀬に住んでた友達が貸してくれた411のVIDEOを見た時、全部が格好良く見えて、夜中のテニスコートとかそこらへんでやってる感じ、スウェードの感じ、かかってる音楽も。アスファルトならどこでもよくて秋葉原の駅前、ジャブジャブ池、中野、練馬、サンプラザ、大手町、家の近くの公園、どこでもやってた。携帯も持っていなかったから時間だけ決めてその場所に集まるって感じだった。

 

秋葉原には、ほぼ毎週友達とすべりに行っててその頃多分一番年下なのが自分たちだったと思う。駅に着くとホームの窓からそこが見えて、それも好きだった。

 

そこにはVIDEOには出てないけどカッコいいスケーターがいっぱいいて、夜になればなるほどうまい人が集まってきた。

 

知り合ったスケーターとビル街に出てVIDEOに出てくるSPOTを実際に見つけると何故か嬉しくて、友達と上がった。

 

それにNEWTYPEやCHOICEのVIDEOも好きで何回も見てた。DJKIYOがHIPHOPをMIXしてて、その中の曲を友達が見つけてきたときは学校の教室で何回も聴いてたのを覚えてる。EPMDにGANGSTARRだった。オレは曲名はわからないけど、今でも頭の中で鳴る曲がいっぱいあってLOVELYDAYやSUMMERBREEZEもSOULやFUNKを聴くようになって後から曲名を知った、あのVIDEOのじゃん!て。

 

しばらくして大してうまくないのに、自分たちでVIDEOを撮り始めて、編集して、好きな曲をバックに流した。すげー楽しかった。

 

スケーターは1人で動けるやつが多いと思う。飄々としていていい意味で周りを気にしてない感じ、音楽をやり始めるやつも多い。俺もそんな感じでHIPHOPが好きになった。

 

最初から自分にとってSKATEとHIPHOPは同じ感覚で入ってきて、同じ感覚で出来るものだったからいつの間にか友達と一緒にRAPにのめり込んだ。

 

オレは多分SKATEをやっていなかったら、自分の音楽のジャケットを自分で作らなかったと思う。MVも編集する事はなかったと思う。もしかしたらRAPだけでBEATは作ってなかったかも知れない。

 

遊びで今みたいにT-SHIRTSを作る事もなかったかもしれない。でもSKATEに会ったから、全部自分でやっていいんだって思えた。クオリティとかじゃない自分のスタイルを見せるんだって思えた。スケーターは1人1人違う、しかもルールなんてない。だから自分のスタイルがあるヤツがカッコいい。

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