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遊び心のあるメッセージを<br />ネコのアイコンに込めて<br />-RIPNDIP TOKYO-
UPDATE: 2019.04.01

遊び心のあるメッセージを
ネコのアイコンに込めて
-RIPNDIP TOKYO-

可愛らいしいネコだけど中指を立てていて、キャッチーだけど皮肉れていて、
ふざけているけど中毒性のある、LORD NERMAL(=中指を立てたネコ)で
おなじみのが世界初の旗艦店を原宿にオープン。
白を基調としたクリーンな空間に溶け込む、遊び心を感じるディスプレイには、
スケートをルーツに持つブランドならではの反骨精神が込められているよう。

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最初は不評だったが、
キッズたちが火付け役に

多くのブランドが春夏シーズンの立ち上げを迎え、渋谷&原宿では多くのショップやブランドがレセプションパーティなどを開催していた、2月8日金曜日の夜。アパレルショップの激戦区とも言える、原宿の明治通り沿いでひときわ異色の空気感で賑わせていたのは、翌日2月9日にオープンを迎える〈RIPNDIP〉の旗艦店のRIPNDIP TOKYO。入り口には巨大なネコの看板、祭りでしか見たのことないような大きさのネコバルーン、2階のガラスにはブランドムービーを映写、店内の床に天井&什器に鏡など、至る所までRIPNDIPの世界観が反映されていて、よく見るとネコのアートが隠れていたりする。そんな、店内ににじみ出る遊び心のあるブランドのスタイルを象徴するのが、中指を立てたネコのキャラクターのLORD NERMALだ。多くの人がそのアイコンを目にしたことがあるだろうけど、〝なぜ、ネコなのか?〟〝なぜ、中指を立てているのか?〟、意外とその詳細は知られていない。今回の取材では、LORD NERMALの生みの親であるライアン・オコナーが来日中だったので、本人に直接そのルーツを聞いてみた。「18歳ぐらいの時に見た、バンクシーが監督を務めた映画『EXIT THROUGH THE GIFT SHOP』からインスピレーションを受けて、街にネコの絵を描いていたんだ。周りの友達にグラフィティをやっているヤツが多くて、みんなブランドを立ち上げたりしていたから、俺もできるんじゃないかって思ったのがブランドを始めようと思ったきっかけ。その影響で〝RIPNDIP(=トリックをメイクしてその場から立ち去る)〟っていうネームを作ったんだけど、最初はあんまりウケが良くなかった。英語だとあまりいい意味ではないんだよ。だけど、その言葉をデッキテープに描いてスケートキャンプで滑ってたら、そこにいたキッズたちが同じようにデッキテープに〝RIPNDIP〟って真似して描くようになった。それから、そのスポットで〝RIPNDIP〟ってワードが一気に広がっていったんだ」。

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最も制作に時間をかけたというLORD NERMALの什器。

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回転式のデッキディスプレイに、LORD NERMALが描かれた遊び心満載のミラー。

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LORD NERMALの生みの親、ライアン・オコナー。取材時にはベースとなった、手書きのLORD NERMALを実際に描いてくれた。

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天井を見上げるとLORD NERMALが潜んでいる。

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中指を立てたデザインの什器に、LORD NERMAL柄の絨緞など、いたるところにLORD NERMALが。

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スニーカーやサンダルといったフットウエアも、専用の什器でアートにディスプレイ。

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2019年春夏のRIPDIPの新作。春夏らしいカラフルな色合いと、反骨精神と遊び心を感じるアートワークが落とし込まれ、RIPNRIPワールド全開な仕上がり。
サンダル ¥7020、ロングスリーブTシャツ ¥7344、ニットセーター ¥10800、ワークシャツ ¥15120、キャップ ¥6480、サッカーTシャツ ¥7344、スウェットパンツ ¥14040

いたずら好きなオーナーの
人を笑顔にする仕掛け

そうやって2009年に小さなスケート界隈から誕生したRIPNDIPも、今ではLAのフェアファックスストリートの顔として、ポップアップショップで街を盛り上げ、多くのプロスケーターを輩出。さらに、先日初来日を果たしたリル・ヨッティーやタイラー・ザ・クリエイター、ソルジャボーイといった多くのラッパーたちも愛用するなど、ビッグブランドへと成長。その背景に、LORD NERMALに込められたストーリーと、RIPNDIPのスタイルの根源が潜んでいる。「例えば〝RIPNDIP〟っていう言葉もそうだけど、ネコが中指を立てたり、TENGAとコラボをしたり、変わった雑貨を作ったり、一般的にはあんまりよく思われないってことも〝関係ねぇよ!〟っていうスタンスで、何を言われても貫いてきたからここまでこれたと思う。そういうマインドはスケートのスタイルに似ているし、ネコが中指を立ててるっていうデザインは、スケーターの反骨精神を表現しているんだ。あとは、自分たちのコンセプトにしている〝人を笑わせるようなデザイン〟っていうのが、RIPNDIPの表現するアートのポイントだね」。そういえば、撮影時はRIPNDIP TOKYOの表にあるLORD NERMALバルーンは普通に置かれていたけど、現在は逆立ちの状態で設置されていている。アパレルのデザインだけではなく、そんなショップのディスプレイにも人を笑わせるような工夫がされていて、ついついショッピングの手を止めて、スマホのカメラを向けたくなる。そんな、ディスプレイに込められたユーモアな仕掛けは、自ら〝いたずら好き〟だと公言する、ライアンらしいアートな表現の一部。LORD NERMALに込められた反骨精神と遊び心は、ショップの隅々にまで浸透しているのだ。「RIPNDIPの日本のムーブメントも、お店がないと起きないと思っている」と話していたライアンの言葉通り、2月9日のオープンから3日間、毎日並びができたり、アンワー・キャロッツが遊びに来たりと、すでにRIPNDIPムーブメントは拡大中。本国では、RIPNDIPの浮き輪を使った川下りイベントや、大型音楽フェスを主催したり、アイスクリームバスで移動式のショップを作ったりしているようだけど、この先東京でも様々な仕掛けを用意しているそうだ。RIPNDIP TOKYOという新たな拠点から、スケートをルーツに感じる反骨精神と遊び心のあるアートワークで、さらなるムーブメントが巻き起こる。

SHOP DATA

RIPNDIP TOKYO

住所:東京都渋谷区神宮前 3-24-5
電話:03-6459-2468
営業時間:11:00~20:00
定休日:年中無休(年末年始を除く)
URL:ripndip.com
Instagram:@ripndip.jp

RIPNDIP TOKYO OPENING EVENT

世界は初の旗艦店が示す
ブランドのスタイルと魅力

オープン前日の2月8日金曜日の夜に開催された、
RIPNDIP TOKYOのレセプションパーティとアフターパーティ。
どちらも日本の音楽シーン最前線で活躍するアーティストたちが、
初の旗艦店オープンを最高のプレイでお祝い。
すでに東京では、RIPNDIPムーブメントが始まっている。

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レセプションパーティのオープンを飾ってくれたのは、KIRIMEのSOUSHI。

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店前は路上を埋め尽くすほどの人たちで溢れかえっていた様子。

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U.S.のパーティを象徴するピザ&ビールをオマージュして、日本のコンビニカルチャーを体現したピザまんもLORD NERMAL仕様に。

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tokyovitaminのLITTLE DEAD GIRLも祝福のプレイ。

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以前に本国チームが来日した際に開催されたRIPNDIPの音楽イベントにも登場した、ラッパーのJinmenusagi。

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YouthQuakeのRiKiYAも参戦。

Sankeys史上2度目となる入場規制が掛かる人気ぶり

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ステージ裏のスクリーンにRIPNDIPのイメージムービーが投影され、ブランドの世界観を音楽イベントでも表現。

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以前本誌のRIPNDIPの撮影に協力してくれたゆるふわギャングもライブを披露。

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RIPNDIPの本国チームが拠点とするLAから帰国中のPARISA。

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UNA + MATCHAの2人はBack to Backでプレイ。

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この日のために氷で作られた、RIPNDIPのパーティグッズ。

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